次世代機とハードディスク
先日、XBOX360の米国内の価格が発表された。
XBOX360 …… 399ドル
XBOX360ハードディスク非搭載モデル …… 299ドル
え?
これは、すなわちハードディスク標準搭載じゃなくなるってことでしょ!?
ガーン!!
なんで僕が、次世代機の中でXBOX360を買っているのか? というと、「ハードディスクが標準搭載」だからだったのだ。いや、この発表を聞いても、XBOX360が一押しであることは変わらないのだけど……。
ハードディスクのメリット
・ハードディスクを、仮想メモリとして利用して、データの先読みやステージデータの保存に使う。ロード時間が短縮されたり、一度ミスしても再度ディスクからロードし直し……ということがなくなる。すなわちロード時間が大幅になくなる
・ネットワークにつないで、新キャラクターや新マップ、新アイテムなどをダウンロードして、それを保存する。新アイテムぐらいであれば、小容量の記憶媒体でも可能だが、新マップのダウンロードなどはハードディスクで無いとムリ。また対戦ゲームの場合、バランスを取るために修正パッチを当てることも可能となる。
・ゲームデータの保存が一瞬で終わる。メモリーカードを何枚も買う必要がない。また容量が大きいので、レースゲームの場合、リプレイデータを無数に保存できる。……というよりもユーザーが選択することもなく、ベストタイムを叩き出した時のプレイを勝手に保存していたりする。
・ハードディスクを仮想メモリとして利用、壁を撃ったあとの銃痕や、マップ中の破壊したオブジェクト、倒した敵がずーっとその場に残っていたり出来る。
・ハードディスクに、音楽データを保存させて、例えばレースゲームなどで、自分の好きな音楽をかけることが出来る。
……などなどハードディスクのメリットは沢山ある。
日本で惨敗したXBOXではあるが、それでも僕が「良いハードだ」と惚れ込んでいるのは、ハードディスク標準装備という要素がかなりある。あとは他機種に比べて圧倒的なパワー・グラフィックがあるし、レースゲームに優良な作品が多いし、一部の輸入版ソフトが動くし、コントローラーが使いやすいし……。
「じゃあ、ハードディスク付きバージョン買えばいいじゃん?」ってことになるわけだが……
しかし、そう簡単な問題ではない。
しかし万が一、ハードディスクがついてない廉価版が普及してしまったらどうなる?
ハードディスクが標準装備ならば、ゲームソフト会社は、「必ずハードディスクがついているもの」としてゲームを開発できるのだ。
それが、ハードディスク版があまり普及しなかったら、たとえば全ユーザーの50%ぐらいしか普及しなかったら? 「このゲームは、ハードディスクが必ず必要です」というソフトは作りづらくなってしまう。2人に1しか買えなくなってしまうからだ。(まあ、逆にハードディスクを普及させる牽引役となるぐらい、すごいソフトがほしいものだが)
ソフトメーカーは、ハードディスク有り と無し 、両方のバージョンでも動くように開発しなくてはならない。
それはソフトメーカー次第だ。
プレイステーション2でも、ハードディスクがあるが、どれだけのゲームが、ハードディスクに対応したろうか?
一部のゲームは「ハードディスクがあれば、ロードが早くなる」が、結局はハードディスクが殆ど普及しなかったために、大半のソフトは「ハードディスクを利用したロード時間の短縮」なんて対応をしていないのだ。
PS2の場合、ハードディスク=オンラインゲームをやるためのもの(FF11) という感じだったので、あまり普及しなかったこともあるだろう。またファーストパーティであるSCEも、HDD普及のためのキラーソフトを出していない。
恐らくは、XBOX360の場合、ハードディスクは普及するだろうが……。
なぜなら、ハードディスク無しバージョンのほうが、割高だからである(約4000円のメモリユニットを買わないとセーブできない。ならば、最初から約6000円余計に払って HDDありを買ったほうがお得である)
また殆どのゲームソフトも「ハードディスクがあれば仮想メモリとして利用して、ロード時間が短縮。なければロード時間は遅い」という処理を施してくるであろう。
ただ、やはり「HDD標準装備であるからこそフルスペックを利用したソフト造りが出来る。標準装備しないと、HDD無しバージョンでも動かせるように制限されてしまう」という危惧がある。
だからこそ、標準装備であってほしいのだ。
ちなみに、XBOXのソフトでは「O・TO・GI」シリーズと「ブリンクス」シリーズは、HDDに破壊したオブジェのデータを書きこんだり…… してるので、HDDが無いと全く動かない。……というよりHDDが無い……ということがありえない。
あとはオンライン対戦の問題。
ハードディスクがある人は、新マップ・新キャラ・新修正パッチ……があたっている。ハードディスクが無い人は、それらが無い。
したがって、ハードディスクが有る人と、ハードディスクが無い人は対戦できない……という事態になるのだ。
実際にPS2のオンラインでも、同じことがあるという。
もしくは、ファーストパーティであるマイクロソフトが率先して「このゲームは、ハードディスクが無いと動きません!」というソフトを作り、HDDの普及率をあげてほしいものだ。
HDDが普及すれば、サードパーティも「HDD装備 しないと動きません」というフルスペックを利用した作りのソフトも作れるようになる。
ただ、ハードとしてはプレステ3に対する「HDD標準装備」という大きなアドバンテージを失ってしまった。
なにせPS3は、ブルーレイ搭載であるから。
まあそれでも、XBOX360のほうを押しているのは
・コントローラーが使いやすい。PSのコントローラーは使いづらい
・オンラインが充実。月に400~600円払えば、一部のオンラインRPGを除いて、すべて遊びたい放題
・XBOXでしか遊べないマイクロソフトのゲームソフトが良質。プロジェクトゴッサムレーシング、HALO、ラリースポーツチャレンジ……
・開発環境がPSよりもXBOXのほうが楽らしいので、サードパーティが集まりそう
・上記に関連して、恐らくはアメリカではXBOX360が勝つだろうから、海外ソフトは360のほうが集まりそう
などなど。
XBOX360がHDDありで399ドルということは、PS3も高そうだな……。
PS3は、値段が安くなって、PS3でしか遊べないソフトで面白そうなものが揃ってきてから買いかな。
PS3もハードディスクはどうなるのだろうか?

